Domain 17 / 225
rel=nofollow / sponsored / ugc は Google にリンク関係を伝える属性
nofollow / sponsored / ugc の要点
外部リンクの rel 属性は Google にリンク関係を伝える仕組みで、sponsored(広告)/ ugc(ユーザー投稿)/ nofollow の 3 種類。2019 年から「ヒント」扱いに変更。同じサイト内のリンクには使わず、クロール制御は robots.txt の Disallow を使う
なぜこれを学ぶか
rel 属性の使い分けは 有料リンク開示違反でリンクスパム判定される最大のリスク領域。 特にアフィリエイト記事 / 広告タイアップ / プレスリリース転載などで rel="sponsored" が抜けると、Google から「自然な被リンクのフリをした有料リンク」とみなされ、サイト全体のリンク評価が下がる。
メディア・アフィリエイトサイト・コーポレートブログの運用では必須の実務知識。
学ばないと起きること
| よくある事故 | 被害 |
|---|---|
| アフィリエイトリンクに rel="sponsored" を付けない | リンクスパム判定で該当ページの被リンク評価が無効化、サイト全体の評価も下がる |
| プレスリリース転載で取引先リンクを通常リンクで掲載 | 同上、取引先と一緒にスパム判定される連鎖リスク |
| ユーザー投稿コメントの URL に rel="ugc" を付けない | スパマーがコメント欄を悪用してリンクファームを構築、ペナルティ波及 |
| 自分サイト内のリンクに rel="nofollow" を付けて回る | サイト内 PageRank 配分が崩れ、重要ページへの評価集中が減る |
| nofollow を付ければクロールされないと信じる | nofollow は「ヒント」、Google は他経路で URL を発見してクロールすることがある |
| robots.txt 代わりに nofollow を使う | クロール制御は robots.txt の Disallow が正しい、nofollow ではクロール停止を保証できない |
学ぶメリット
- 有料リンク / 広告タイアップ / アフィリエイトを Google ガイドライン遵守で運用できる
- ユーザー投稿コンテンツのリンク管理を ugc 属性で適切に処理できる
- 商談で「sponsored / ugc / nofollow の使い分け」を即答できる
- 2019 年の rel 属性方針変更(ヒント扱い)の意味を説明できる
仕組み
3 種類の rel 属性
公式に推奨される使い分け:
| rel 値 | 用途 | 例 |
|---|---|---|
sponsored | 広告 / 有料リンク | アフィリエイト / タイアップ / PR 記事 |
ugc | ユーザー投稿コンテンツ内のリンク | コメント欄 / フォーラム投稿 / レビュー |
nofollow | その他で関連付けたくない / クロールしてほしくない | 信頼できないサイトへのリンク全般 |
通常の外部リンク(信頼できる引用先など)には rel 属性は付けない。Google が普通に follow して評価する。
2019 年の方針変更
公式: 2019 年以降、rel 属性は 「絶対的なディレクティブ」ではなく「ヒント」として扱われる。
- nofollow を付けても、Google が文脈次第でリンクを評価対象にすることがある
- nofollow を付けても、URL が他経路で発見されればクロールされることがある
- 完全に follow を止めたい場合は rel 属性ではなく robots.txt / noindex を使う
複数値の指定
スペース区切りまたはカンマ区切りで複数指定可能:
<a rel="ugc nofollow" href="https://example.com/comment-link">コメント内リンク</a>
<a rel="ugc,nofollow" href="https://example.com/another">同じ意味</a>
ugc と sponsored を併用するケースは少ないが、ユーザー投稿の中に広告リンクがある場合などに使える。
nofollow と sponsored の関係
公式: 有料リンクには sponsored 推奨、nofollow も引き続き OK。
過去は nofollow が公式推奨だったが、2019 年以降は sponsored がより推奨される。既存の nofollow を sponsored に置き換える必要は必須ではないが、新規実装は sponsored を使う。
キー概念
同じサイト内のリンクには使わない
公式に明記: 自分のサイト内のページ間リンクには rel="nofollow" を 使わない。
理由:
- サイト内リンクは PageRank の内部配分に重要
- nofollow を付けると配分が崩れて重要ページへの評価集中が減る
- クロールしてほしくないなら robots.txt の Disallow を使う
例外: ログインページ・利用規約・プライバシーポリシーなど SEO 上重要でないページへのリンクに nofollow を付けるのは OK だが、「サイト内のリンクには基本的に rel 属性を付けない」が原則。
nofollow ではクロール制御できない
| 目的 | 正しい手段 |
|---|---|
| 自分サイト内のリンク先をクロールさせない | robots.txt の Disallow |
| そのページをインデックスさせない | meta robots noindex |
| リンクの評価関連付けを Google にヒントしたい | rel="nofollow" |
「自社サイト内の特定ページにクローラーを来させたくない」目的で nofollow を使うのは間違い。
meta robots の nofollow
ページ全体のすべてのリンクを nofollow したい場合は meta robots を使う:
<meta name="robots" content="nofollow">
これは「このページ内のすべてのリンク」を Google にクロール対象として渡さないヒント。
個別 <a> タグの rel="nofollow" と区別する。
sponsored の対象範囲
| OK(sponsored が必要) | 不要(通常リンク OK) |
|---|---|
| アフィリエイト広告 | 信頼できるニュース記事の引用 |
| 有料タイアップ記事内の取引先リンク | 公式仕様書(W3C / RFC など)への引用 |
| プレスリリース転載で広告契約のあるリンク | 業界レポートの出典 |
| 動画スポンサーへのリンク | 製品レビューで実際に購入した商品への通常リンク |
| 商品提供を受けたレビュー記事 | 公式サイトの引用 |
「金銭または金銭相当の対価が発生した」「広告契約がある」「商品提供を受けた」場合は sponsored が必要。
よくある誤解
| よくある誤解 | 実際のところ | 出典 |
|---|---|---|
| nofollow を付けたリンクは絶対にクロールされない | 違う。2019 年以降「ヒント」扱いで、文脈次第でクロール・評価される | 外部リンクの修飾 |
| アフィリエイトリンクは nofollow で十分 | 推奨は sponsored。nofollow も引き続き OK だが新規実装は sponsored が推奨 | 同上 |
| 自分サイト内のリンクに rel="nofollow" を付けるのが安全 | NG。サイト内 PageRank 配分が崩れる。クロール制御は robots.txt | 同上 |
| nofollow を付ければクロール制御できる | できない。クロール制御は robots.txt の Disallow を使う | 同上 |
| ugc リンクには nofollow も併記必要 | 必須ではない。ugc 単体で OK、ただし併記しても問題ない | 同上 |
| 通常の引用リンクにも rel="nofollow" を付けるのが SEO 上良い | 違う。通常リンクは rel 属性なしが推奨。過剰な nofollow は不自然 | 同上 |
| 公式推奨が変わったら過去の nofollow をすべて sponsored に書き換えるべき | 必須ではない。既存の nofollow はそのままでも問題ない | 同上 |
| robots.txt で外部 URL を Disallow できる | できない。robots.txt は自分のサイトの URL のみ制御 | 同上 |
実務での適用
アフィリエイトリンクの実装
<a rel="sponsored" href="https://amzn.to/example">商品リンク(A8 経由)</a>
<a rel="sponsored" href="https://example-affiliate.com/product?ref=abc">アフィリエイトリンク</a>
WordPress などの CMS で、アフィリエイトリンク自動付与プラグインを使っている場合、設定で sponsored 出力をデフォルトにする。
プレスリリース転載の実装
<p>株式会社 XYZ(<a rel="sponsored" href="https://xyz.example.com">公式サイト</a>)は…</p>
「商業契約のあるパートナー / クライアント」へのリンクには sponsored を付ける。 ただし純粋なニュース記事として無償で書いているなら通常リンクで OK。
ユーザー投稿コメント欄の実装
CMS のコメント欄機能で、ユーザーが入力した URL は自動的に rel="ugc" を付与する設定を使う。 WordPress 標準のコメントフィルタは古くは nofollow を自動付与していたが、現在は ugc が推奨。
信頼できる投稿者への ugc 緩和
公式に許可されているパターン:
「コメント欄で長期間にわたって質の高い投稿を続けているメンバー」については、ugc を外して通常リンクとして扱うことができる。 ただし継続的に信頼できる人だけに限定する。
トラブル別の対処
| 症状 | 確認すべきこと |
|---|---|
| アフィリエイト記事の被リンク評価が無効化された | sponsored 属性の付与漏れ、CMS のプラグイン設定 |
| Search Console で「リンクの問題」が増えた | 自動付与の設定変更で sponsored が外れていないか |
| サイト内重要ページの評価が下がった | サイト内リンクに誤って nofollow を付けていないか |
| コメント欄スパムが順位に影響しているか心配 | ugc 属性の自動付与 + スパムフィルタの両方で対策 |
公式ソース
自己テスト
Q1. アフィリエイトリンクに付ける rel 属性として推奨されるのは?
sponsored。2019 年以降の Google 公式推奨。
過去の nofollow も引き続き受け付けられるが、新規実装は sponsored を使う
Q2. ユーザー投稿コメント欄の URL に付ける rel 属性は?
ugc(user-generated content)。
信頼できる長期投稿者については ugc を外すことも可能(公式に許可されているパターン)
Q3. 自分サイト内のリンクに rel=nofollow を付けるのは推奨されるか?
推奨されない。サイト内 PageRank 配分が崩れる。 サイト内のリンク先をクロールさせたくない場合は robots.txt の Disallow を使う
Q4. nofollow を付ければそのリンクは絶対にクロールされないか?
されないとは限らない。2019 年以降 rel 属性は「ヒント」扱いで、文脈次第で Google がクロール・評価することがある。 完全にクロールを止めたいなら robots.txt の Disallow を使う
Q5. ugc と nofollow を併記する意味はあるか?
意味は変わらない。ugc 単体で「ユーザー投稿リンクで関連付けたくない」を伝えられる。 ただし併記しても害はない
Q6. 通常の引用リンク(信頼できるニュース記事への引用など)にも nofollow を付けたほうが安全か?
不要。むしろ過剰な nofollow は不自然で、通常リンクは rel 属性なしが推奨
Q7. ページ全体のすべてのリンクに nofollow を効かせたい場合は?
<meta name="robots" content="nofollow"> をページに入れる。
個別 <a> タグごとに rel="nofollow" を書く必要はない
Q8. 外部 URL のクロール自体を止めたい場合に使うのは?
外部 URL に対しては自分側からクロールを止める方法はない。 自分サイト内の URL なら robots.txt の Disallow で止められるが、外部サイトのクロールは Google が決める
これらの内容を採点付きで挑戦したい場合は、本ドメインのプロ試験で 5 問形式で確認できる。